ガハハの日常
先日、娘の七五三の衣装を、妻の実家の屋根裏部屋から引っ張り出してもらったのですが、
なんと!衣装に付属のがま口バッグの中に、お菓子が入っていました!!!
それは、子どもからお年寄りまで、幅広い世代に愛される日本のお菓子代表。
コアラのマーチ!!
色褪せないパッケージは、懐かしさを感じつつも、今店頭に並んでも埋もれない素敵なデザイン。
パッと見ると、「これ今売ってるやつちゃう?」って思うのは私だけでしょうか。
話を聞くと、最後に七五三で衣装を使ったのは、妻が7歳のときで、25年以上も前だと。
つまり、このコアラのマーチは少なくとも製造から25年は経っている。
これはもう、七五三タイムカプセルと呼んでもいいのでは。
がま口バッグの中に保管されていたからか、パッケージはとてもキレイ。
パッと渡されたら、気付かずに食べてしまいそう。
七五三の衣装と一緒に保管されていた場所は、屋根裏部屋。
夏は暑く、冬は寒い。そんな過酷な環境で過ごしてきたコアラのマーチ。
中身がすごく気になります!
●中身の状態の予想
あなたはどうなっていると思いますか!?
コアラのマーチの状態を当ててください!!
それでは開けてみましょう。
ドキドキドキドキ
ドキドキ
………
…..
…
..
え
くさっっっっっ!??
え、くっさあああ!!!??
鼻がツーンと痛いような
とてつもない刺激臭。
くうっっっさあああああ!!!!!!!
く、臭すぎる!!
これはあれだ。
防虫剤の匂いだ。防虫剤のかなりキツいやつや。
七五三の衣装と一緒にしまっていたから、防虫剤の臭いが移ったんや。
中を覗いてみると…
おっ!形があるぞ!!
くさっつ!(近づくと)
…コアラのマーチの形が残ってるやん!
これは絵柄とか見れそうや!ワクワク。
でも、まあまあボロボロやな。
勇気を出して、
外に出してみました。
3
2
1
ぉおおおおおお!!
おおおおお?
お”お”お”う”んんん?????
途中からほぼ粉やんけ!!!
上げて下げる見せ方やんけ!!!
形があるのは最初だけ、半分以上は粉々でした。
これは当時の妻が振り回しまくって粉々になったのか…?
いや大人しい性格の妻に限ってそんなことはないと思う。たぶん。
経年劣化でボロボロになったのでしょう。
●匂い
防虫剤の刺激臭の中に、かすかにチョコレートの甘い香りが…
匂いに我慢しながら撮影していたら、鼻水が出てきました。
コアラのマーチのビスケット生地が、しっかり防虫剤の成分を吸収している。
これは染みチョコやな。ある意味染みチョコやな。(?)
●食感、味
最初は少し食べてみるつもりだったんですが、
あまりの匂いのキツさに、食べる勇気が湧きませんでした。
箸でつまんだ感触は、もうバラバラバラ〜とすぐに崩れてしまう感じ。
コアラのマーチの残骸から、絵柄がわかるものを探し出す作業は、
恐竜の骨を発掘する古生物学者のような気持ち。
コアラの絵柄を合わせて、なんとか1匹のコアラにする作業は、
著名な画家の名画を修復するような気持ち。
知らんけど。
しかし、ここまで粉々だと修復は不可能。
割と耳のパーツが残っていますね。
コアラのマーチの耳は強いということがわかります。
見てください。中身のえぐれたコアラのマーチ達を。
なんとも言えない悲惨の姿です。
まるで、ビスコやオレオのように甘い所だけ食べて、側は捨てられた…ような状態です。
果たして、中のいちごチョコレートはどこへ消えてしまったのか。
絵柄を楽しみにしていたのに、
もはやどれもコアラじゃない!
コアラの絵柄は1つもわからない…??
微かにわかるコアラがいました!!!
これは…!
…酒を持ってるコアラ???
sake?
これは何だろう。
瓶にしか見えない。
日本酒?いや、そんなはずはない。
酒を飲んでるヤツを「コアラのマーチ」なんて呼べるわけがない。
マラカスとかかな?
それならなぜ手に持たないのか。
地べたに置いているのは…
見切れている右手には何を持っているのか。
唯一絵柄が残っていただけに、とても気になります。
ということで正解は、
「粉々になって、チョコが消えている」
でした!みんなの予想は当たったかな?
最新のコアラのマーチ、いちご味を買って来ました!
こう見比べて見ると、全然違いますね(笑)
左のパッケージでも全然いける〜と思ってたけど、かなり古めかしいデザインであることがわかります。
どこが違うか、見ていってみましょう。
古い方:
かなり毛深い。キャラクターというより獣そのものって感じ。
でも、このケモノ感は親近感があって好きよ。
新しい方:
色味も毛深さもキャラクターっぽさが増している。赤ちゃんに表情がでた。
古い方:
ロゴのカラーと、いちごの表記でいちご味を表現。
新しい方:
ロゴ色がチョコ味と同じ黄色になって、ブランドのイメージが統一されたのかな。
ぷっくりした文字のデザインになってかわいい。
ロゴの背景に木目背景を敷いて、看板風に。木目の色がいちごカラーになっていて、視覚的にいちご味とわかりやすい。
古い方:
いちごがリアル!つぶつぶ感までしっかり再現していて、集合体恐怖症の人が怯えそう。
そして、パッケージにいちごが多い。
新しい方:
いちごがポップなイラストに。今っぽいね〜。
古い方:
外側のビスケット生地が、チョコ味と同じ黄色!
中身だけがいちご色だった。いちごチョコの色を見比べて見ると濃い。
トマト味とも受け取れそうな赤。当時のいちごチョコは赤かったのかな。見たかったな。
新しい方:
外側がいちご色で、視覚的にもいちご味を楽しめる。
いちごチョコの色は、ピンク色。見慣れたいちご色やな。
古い方のパッケージ裏側にある、コアラのマーチのコンセプト?
「コアラのかたちの かる〜いビスケットの中に ソフトないちごチョコレート がいっぱい!」
見覚えのある方はいますか。私は覚えていません。
発売当初の絵柄は12種類。いちご味が出た頃は42種類。
そして現在は365種類もあるんだそう。
知らんかった。
発売当初はマーチングバンドのイメージで、楽器を持ったコアラが大半だったそうです!
今はさまざまなコアラが登場していますね。Yahoo!の記事を見つけたので引用します。
「体毛は灰色で、1日のほとんどを木の上で寝て過ごすコアラが、明るく、楽しくマーチングバンドを組んで日本にやってくるイメージを持たせたくて『コアラのマーチ』と命名しました。初代の絵柄12種類のうち、約半分が太鼓やラッパなどの楽器を持っていたのはそのためです」
参照元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1adec46ddabd16ca609599c4762bbb6894835bca
コアラのマーチは1984年3月に発売して、同年10月に多摩動物公園(東京都)にオーストラリアから2頭のコアラが初来日したんだとか。当時は空前のコアラブームだったんですね。
ちなみに2頭の名前は、「モクモク」と「コロコロ」だったそうです。
かわいいなぁ!おい!
コアラのマーチのいちご味は1994年発売。
今となってはコアラのマーチも色々な限定味が出ていますが、レギュラーの味としては、今もチョコといちご味だけなんだって〜。
よろしければ、コアラのマーチの歴史を見てみてね。
https://www.lotte.co.jp/products/brand/koala/products/chronology.html
想像すると、なんともエモい気分になりますね。
当時7歳の妻が七五三で神社に行った時に、神社の計らいで子どもにお菓子を配っていたのかもしれません。
バラエティパックの小袋という点でも、たくさんの子どもに配りやすい物を渡していたのかな〜と。
そうしてもらったコアラのマーチを、
なんて理由で、がま口バッグに大事にしまったのかな。
それで、衣装を着替えて、がま口バッグも一緒にしまわれてしまって、
バタバタバタ〜と、このコアラのマーチは忘れ去られてしまったのかもしれません。
妻曰く、なんとかく覚えているようで、自分でがま口にバッグに入れたことは間違いないと。
お菓子がなくなった悲しい記憶をうっすら。
それが25年の時を経て、今目の前に。
あなたもコアラのマーチを食べてみたくなりましたか?
賞味期限が半年以上持つので、災害時のローテーションストックとしてどうでしょうか。
コアラのマーチは、かわいくて、たのしくて、おいしい。
……
…
..
.
夜遅くまで私は何をやっているんだ。
妻の実家で25年前のコアラのマーチを発見したばかりに…。
でも、コアラのマーチの歴史を知れて面白かったな。
最後までご覧いただきありがとうございました。
あのコアラは何やったんやろう。
今の365匹の中にはいるのかな。
もし、見つけた人は教えてね。
それじゃあね〜〜〜
仕事でもプライベートでも、欲しいものは自分で作れるかをまず考える。
でも大概は作れない。助けを求めるWEBエンジニア。